老老介護 とは、「要介護者(介護を受ける人)を65歳以上の高齢者が介護している状態」のことです。ともに75歳以上同士の場合は 超老老介護 、ともに認知症を患っている場合は 認認介護 と呼ばれています。
平成29年に厚生労働省が行った国民生活基礎調査によると、要介護者・介護者ともに65歳以上の「老老介護をおこなう世帯」は、在宅介護をおこなっている世帯全体の約5割。75歳を超えている「超老老介護をおこなう世帯」は全体の約3割で、この数字は年々上昇傾向にあります。
体力的、精神的、経済的に 負担の多い 老老介護
超高齢者夫婦を高齢者の子どもが介護するパターン(認知症の要介護者を認知症の介護者が介護する 認認介護 のケースも)や、若年性認知症(40歳から64歳に発症した初老期認知症や、18歳から39歳までに発症した若年期認知症)や、軽度認知障害(MCI)の増加(高齢者の4人に1人はMCIといわれています)、晩婚化や引きこもりの増加による、60代以下の人を配偶者や子供が看る 若若介護 は、独身の子どもによる閉鎖的介護など、家族介護の末に起きる事件は増加しています。
家族介護事件簿 のページは、認知症の家族を抱え、家族介護を行っている皆様の苦悩と介護疲れから起きてしまった哀しい事件を記録しました。
事件が起こると、必ず、周囲で手助けができるはずだったのに・・・という声が聞かれます。
しかし、その時に、そう思っても、家族介護に疲れた方による哀しい事件はなくなりません。
むしろ、同様の事件が起こり続けているのが現実です。
多くは、中核症状といわれる、認知症の原因となる症状が介護の課題ではなく、そこから広幅化した周辺症状の発現による、家族として未知の人格との生活に大きなストレスを感じ、それが高じて、現実を認めるまでの受容が間に合わないために 介護事件簿 に掲載されてしまう事件が起こります。
数十年を家族として暮らしてきた者たちが、いきなり、これまでと全く異質な人格を、家族として受け入れることは難しいことでしょう。
世の嫁姑のようなものです。
そこで、周辺症状に現れる著しい認知機能障害を改善することで、 家族介護事件簿 に掲載されるような事件は確実に減少すると考えます。
「認知機能障害改善用組成物」 の発明特許を取得した光華は、その課題解決に大きな希望を与えてくれます。
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