薬断ちした方の介護者の声(50代女性) をご紹介します。
私は、母の介護のために仕事やめ、母の住む実家である地元に戻りました。
帰省して1年が経ちました。
以来、今日までほんとうに苦しい試行錯誤が続きました。
母が通う神経内科医とも喧嘩しました。
同じ悩みを抱えており心の安らぎになると思った家族の会も退会してしまいました。
セカンドオピニオンを求めて、都内の病院まで行きましたし、本もたくさん読みました。
認知症についての論文も探しました。
認知機能改善のために、時間をみつけてはネット検索をし、
母にとって、何が良い方法だろうと、手探りで読み漁りました。
一番の悩みは、母のBPSD(暴力)でした。
最初は、アリセプトを疑い、薬を絶ちました。
(母は、5mgを3年以上続けていました)
それでも、暴力はなくなりませんでした。
当時は、アリセプトをやめれば暴力はゼロになると思っていました。
※ 抗認知症薬には「激越」「易怒性」などの攻撃性だけでなく、「せん妄」「幻覚」「不眠」のほか、「徘徊」などの精神神経障害の副作用があり、添付文書でも注意が促されている。
(参考:東洋経済 『殺人の原因にもなりうる抗認知症薬の大リスク』 厚労省や医師の問題認識はこのままでいいのか – 坂口 直 : 医薬経済社編集部 記者 / 辰濃 哲郎 : ノンフィクション作家 – 2020/01/24 5:15)
少々、長くなりますが、以下を引用してみましょう。
抗認知症薬には「激越」「易怒性」などの攻撃性だけでなく、
「せん妄」「幻覚」「不眠」のほか、「徘徊」などの精神神経障害の副作用があり、
添付文書でも注意が促されている。
夫は2014年4月に、アルツハイマー病と診断され、
抗認知症薬の「アリセプト」が処方された。
その頃から、夫は怒りっぽくなったという。
車を運転して事故を起こし、それを機に運転をやめるよう説得したところ、激高した夫に殴られた。
夫婦の別居は、このことが原因だったが、
医師は一連の話からアリセプトによる「易怒性」を疑い、かかりつけの病院に処方をやめるよう求めた。
相談から1カ月が過ぎたある日、医師のもとに突然、男性が訪ねてきた。
先に相談しに来た女性の夫だ。
かなりの興奮状態で、
「物忘れ」に効く薬剤と思っていたアリセプトを止められたことに立腹している。
「服用している薬は感情をたかぶらせる」と説明したが、聞く耳を持たない。
認知症検査のミニメンタルステート(MMSE)を実施すると、30点中23点だった。
23点以下は認知症が疑われるが、図に描かれた時計を「電話」、鉛筆を「薬」と回答し、文章もうまく書けない。
ほかの症状や検査結果を総合的に判断して「前頭側頭葉変性症」と診断した。
この症状にはアリセプトは効かないと説明したが、男性は納得しないまま引き上げた。
しばらくすると、その妻が再びやってきた。
夫は薬剤をやめることができたが、その後は一転して穏やかになり、
自動車免許も自主返納し、別居も解消した。
その報告に来たのだという。
この介護者の方が、最終的にたどり着いた結論は、
怒りっぽくなるのは、アルツハイマーの進行の結果であろうということでした。
側頭葉や前頭葉の萎縮が原因で 怒りの感情が沸きやすいのであろうと。
そして、脳の損傷が原因ではありますが、
母親の暴力の最後の一押しをしているのは、
アリセプトだ、という結論にいたったということです。
薬断ちした方の介護者の声(50代女性) は、以下のように冷静に状況を分析しています。
母の爆発には理由がある、ということもわかってきました。
周囲が、母にしてはいけないこと、言ってはいけないことを言ってしまった、
あるいは母が助けを必要としている時に、何もしなかった時。
何よりも、母に寄り添って、信頼関係を作ることが暴力の軽減には最も大きかったと思います。
そして、アリセプトをやめたことで、夕食後の夕暮れ症候群が かなり軽減されたことは救いでした。
これで、母を含めた家族みんなが幸せになったのです。
アリセプトを処方する医師は、本気で母の認知機能の改善のことを考えていませんでした。
ましてや、介護をする家族のことも、介護者の声も、きちんと聞いてはくれませんでした。
そのような医師の態度に、どんどん不満がつのりました。
「こんなに副作用が強く出るのに、まったく効果がないまま薬を続けていていいのだろうか?
私は、セカンドオピニオンを選択しました。
厚生労働省の「2018年12月25日 第6回高齢者医薬品適正使用ガイドライン作成ワーキンググループ議事録」には、
・ アリセプトは、プラセボとの比較研究で、特に有効であったのは抑うつ、不安、アパシー・無関心といった、いわゆる陰性症状に対して効果的であった。
・ メマリーは、反対にプラセボと比較して、妄想に対して効果的、不安・攻撃性に対して効果的。あるいは攻撃性、易刺激性に対して有効である。
という記載があります。
つまり、アリセプトを初めとするコリンエステラーゼ阻害薬は、どちらかというと元気を出す作用で、
一方のメマンチン(メマリー)は、興奮などを抑える作用をもつということです。
母がアリセプトを飲んで、より攻撃性が高くなるのも理解できます。
また、
・ コリンエステラーゼ阻害薬を使いますと、最初の6か月でMMSEで、僅かですが1年は改善します。
・ 1年後にはベースラインに戻って、2年、3年、4年、5年と残念ながら症候改善薬としては進行を止めることはできませんので悪化、進行していくわけです。
つまり、アリセプトを飲んでも、2年、3年と経つうちには、プラセボと同じ状態になり、症状の改善も信仰抑止もできないということです。
セカンドオピニオンで出会った医師は、
「アリセプトの長期服用効果は、余命が10年から11年に延びるということのみ(製薬会社のデータ)」
と厳しい言葉ですが真実を述べてくれました。
「長い介護生活の中で、1年の違いです。
その1年についても良くなる人、そうでない人と、個人差があります。
薬を飲んで1年症状を抑えても、暴力で介護する家族が苦しむとしたら、
10年穏やかに暮らせた方が本人も家族もしあわせではないですか。
私が家族であれば、薬の副作用が強く出て、本人も家族も不幸になるよりも、
1年という時間を天秤にかけても、家族にとっての幸福な生活を選びます。」
と静かに言われました。
このセカンドオピニオンを、主治医のアリセプトを処方する神経内科医に伝えました。
「自分の処方が気に入らないなら、好きなとこへ行けばいいでしょう」と怒り声で言われました。
神経内科医は、
「量を増やすしか対処できない。一般の精神科医は、平気で10mg処方しているんだから」、と言いました。
この言葉で不信感をもち、カルテ含めた情報開示をしてもらいました。
それを見て愕然としたのは、家族であんなに問題視されていた暴力について、
たった一言、
「抑肝散を処方する」 のみしか書かれていなかったことです。
この神経内科医は、大勢の患者を受け入れて、診察は一瞬です。
高価な薬を処方して儲けていたとしか考えられません。
このクリニックには、しょっちゅう、大勢のMRが押しかけていました。
患者も、いつも多数が診察を待っています。
なぜなら、認知症が専門と謳っている医者は、そこしかないからです。
「早期発見、早期治療」などというフレーズが、不安な認知症家族に追い打ちをかけるのでしょう。
このことは「家族の会」でも話しました。しかし、スルーされてしまいました。
それも当然のことでした。「家族の会」のスポンサーは、製薬会社なのです。
現状では、神経内科医が対応できるのは、中核症状についてだけです。
BPSDは、家族が試行錯誤で、解決しなければならないのです。
認知症になった家族が困っているのは認知症ではなく、
認知症ゆえに引き起こす周辺症状であるBPSDこそが、一番困っていることなのです。
そこに対して 無力な医療とはなんなのでしょうか?

私は、母のために、薬をやめました。
そして、光華(KOUKA)に出会いました。
今、私は、母と過ごすのがすごく楽しくなりました。
母は、以前と比べて、本当によく笑うようになりました。
母は、よくしゃべるようになりました。
機嫌がよい時には、鼻歌を歌っています。
私は、母の笑顔を増やすことを日々の目標にしています。
そんな私に、「甘やかしている」という人もいます。
でも、自分にとって大切な人が余命宣告されたら?
私は、当人がしたいこと、好きなことをやらせたいと思います。
「甘やかすな」は、子どものしつけに言う言葉です。
子どもには言っていいのです。
だって未来があるから。
厳しさを教えることも、子どもには生きる上で大事なことです。
でも、老いた親を笑顔にできるのは、介護者の態度と愛情です。
薬ではないのです。
老いた親に対しては、これまでに家族として過ごした深い絆を大切にしていきたいのです。
できることは失われていくのかもしれませんが、
できるだけ長く、その笑顔が出せる家庭でありたいと思っています。
※ 個人個人の個性や体質がございますので、100%すべての方に同様の作用を保証するものではございませんことご了承ください。
光華(KOUKA)は 医薬品ではなく 食品ですので、
個々に合わせた 飲み方 をしていただけます。
DIS SHOP(ネットショップ)では 24時間受付 を行っております。
ファックスでのご注文も承っております。
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