山形県天童市で殺人事件 81歳の夫が妻の首を絞め殺害 犯行後に自首し逮捕
2019年1月15日午前4時35分ごろ、山形県天童市の住宅で71歳女性の変死体が見つかり、警察は81歳の夫を殺人の疑いで逮捕しました。
自宅の1階脱衣所で倒れていた
殺人の容疑で逮捕されたのは、山形県天童市に住む「菊地 啓之」容疑者(81)です。
発表によりますと、菊地啓之容疑者が自ら警察署を訪れ、同居している妻の菊地琴子さん(71)が死亡したことや殺人などをほのめかす供述をしたということです。
菊池容疑者の話を聞き、警察が自宅の1階脱衣所で服を着たまま死亡している琴子さんを発見しました。菊地琴子さんはその場で死亡が確認されました。琴子さんは首を紐のようなもので絞められた痕などがあり、警察は事件の経緯など詳しく調べていく方針です。
菊地啓之容疑者が調べに対し「妻の介護が不安だった」と供述していることが17日、捜査関係者への取材で明らかにされた。
山形県警は動機につながる可能性もあるとみて慎重に調べている。
市によると、琴子さんは昨年11月に病気で入院し、今年1月の退院後、在宅介護サービスを受け始めたところでした。
近所の住民「夫は町内の活動などに非常に積極的な方でゴミ集積場の責任者でゴミの集積の仕方が悪かったら自分から率先して注意をしていた。2年くらい前になるが、お祭りにも夫婦一緒に来ていたと思う」
近所の人の話では琴子さんは以前から自宅でキルトを使った手芸教室を開いていたが、2018年11月以降、病気を患い、入院していた期間があったという。また、2019年の元日には夫婦で近所の神社に初詣に訪れる姿も目撃されている。
近所の住民の男性の母親は1月12日、市内のデイサービスで琴子さんと会っていた。
(続報)2019/1/30 夫を鑑定留置
山形地検は1月30日、容疑者の刑事責任能力を慎重に判断するため、山形簡裁に鑑定留置を請求し、認められました。
鑑定留置の期間は約2カ月。
山形地検は鑑定結果を踏まえて起訴するかどうかを判断する。
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