鹿児島市で 同居する86歳の母親の首を圧迫して殺害 したとして、
殺人の疑いで逮捕された男の身柄が1日、 鹿児島地方検察庁 に送られました。
送検されたのは鹿児島市西佐多町の 無職 瀬戸仁基 容疑者 58歳 です。
警察によりますと 瀬戸容疑者は 10月28日の夜ごろ、
自宅で同居する 母 久子さん 86歳 の 首を圧迫して殺害した疑いが持たれています。
犯行があったとされる日の翌日 午後2時45分ごろ
瀬戸容疑者本人から「母親を殺した」という趣旨の110番通報があり、事件が発覚しました。
署員が駆け付けた際、次男の瀬戸容疑者は自宅におり、
久子さんが倒れていた。救急搬送はしていない。
瀬戸容疑者は 亡くなった久子さんの次男で、
父親が亡くなった後は2人暮らしだったということです。
司法解剖の結果、久子さんの死因は 頸部(けいぶ)圧迫による窒息死とみられ、
警察は殺害の動機などを詳しく調べています。
近くの住民らによりますと 久子さんと2人暮らしだった 瀬戸容疑者は 久子さんの介護をしていたということです。
逮捕前、瀬戸容疑者は「首を絞めて殺した」と供述していましたが、
逮捕後は黙秘していて、警察が事件の経緯を詳しく調べています。
現場は、吉田小学校の北東約400メートルに位置する静かな住宅街。
30日夜、周辺に規制線が張られ、物々しい雰囲気が漂っていました。
近くに住む 60代男性は
「認知症の母親を息子が介護していた。最近は母親の姿を見掛けず、老人会の誘いにも乗っていなかったようだ」。
40代男性は
「殺人があったとは思わなかった。親子と付き合いがなく、普段の生活はよく分からない」
と話しています。
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